引っ越しでエアコンを取りつけるときに、室外機を置く場所が同じ階の水平地にある場合には、特に問題はありません。
ただ屋外に置く場所がない、2階以上で設置場所が限られているなど、いろいろな事情が出ることがあります。
設置方法も疑問ですが、その場合の費用も気になりますね。
これをご紹介します。
目次
引っ越し先でエアコン室外機を水平に置けない!それぞれの設置方法の費用
室外機を壁掛けにする場合の費用
上階の部屋にエアコンを設置するのに室外機の置き場所がなく、室外機を壁に貼り付けるように設置する方法です。
器具を使ってしっかり設置する必要があり、ALCやサイディング、モルタルなどの壁は難しくなります。
室外機の重量が40kg未満でなければ危険なので、2台以上を同時に壁掛けすることは無理です。
元々架台がある場合と新規架台の場合で値段が違ってきます。
架台を新しく取りつける場合には20,000円程度見ておいたほうがいいでしょう。
既設架台がある場合は半額ぐらいで済む場合が多くなります。
器具によっては別途料金を計算しておきましょう。
事前にしっかり見積もりを取ってください。
室外機を屋根置にする場合の費用
ベランダはないけれど、窓の下に一階の屋根があり、そこに室外機を置ける場合にこの方法が使えます。
新規で架台を取りつける場合には15,000円ほどからになります。
ただ屋根が急こう配の場合には、室外機の落下を防ぐためと工事が難しくなるために、別料金になるので、これも複数の業者でよく見積もりを取ったほうがいいでしょう。
諸々の別途料金がかかってくるので確認が必要
壁面取り付けや屋根置きの場合には、高所作業になることが一般的です。
この高所作業料金がかかります。
梯子や足場での作業になるので、重量物を持ち上げて設置することで10,000円弱の別途料金がかかってきます。
吊り上げ装置を使う場合は手で持ち上げるよりはやや安めです。
室外機の新設架台料金もかかってきます。
10,000円前後からと考えてください。
エアコンの室内機と室外機が階違い!配管延長の追加料金は?
エアコン室内機を2階に設置して室外機も2階に設置できる場合には、配管パイプは標準の4m以内で済むので、標準工事で大丈夫です。
ただ室内機が2階で室外機が1階の場合には、配管も延長する必要があります。
これは標準工事外で追加料金がかかります。
配管は1mあたり3,000円から4,000円です。
室内機と室外機が1階と2階に分かれている場合には、配管は1mから3mの延長が必要になるので、12,000円から16,000円の追加料金を考えておいてください。
1階と3階に離れる場合には20,000円は必要になります。
ここで壁面設置や屋根置き設置が加わる場合には、前述の料金が加算されます。
エアコン室外機設置は必ず複数に見積もりを!
エアコンの室外機設置が同じ階ではなく水平に置けない場合、基本料金も別途料金も業者によって違ってきます。
設置に必要な金具が多くあるので、どこにどう設置するのかを正確に伝え、それをしっかり確認してもらった上での見積もりが必要です。
高所作業料金があまりに高い業者や、意味のない高い技術料金を取る業者は避けたほうがいいでしょう。
まとめ
同じ階で水平に置くことが不可能な場合には、業者に相談すれば色々な方法があります。
その料金は引っ越しの料金と同様に見積もりを取った上で、後に危険のない確実な工事を依頼しましょう。
特に壁面や屋根設置の場合、落下の危険があるので、技術がしっかりした業者を選んでください。
ここで紹介したのはあくまで相場なので見積もりが必要ですが基本的な金額はこの程度として考え、大きく逸脱する場合や意味のわからない追加料金が多い業者には、しっかり説明を求めるようにしてください。
工事内容と料金の内訳は確認しておきましょう。