引っ越しに伴い、エアコンのガス補充は必要と業者に言われたのではないでしょうか。
引っ越し前に問題なく使えていたエアコンのガス補充は、基本的には必要ありません。
特に新しいエアコンの場合、引っ越し工事でガス補充が必要と言われたら、それは工事業者のミスです。
一方エアコンの平均寿命である約10年に近づいて何らかの故障箇所が出ているときに、ガスは漏れやすくなります。
その場合は引っ越し先でのエアコン取り付けにあたり、ガス補充が必要になってきます。
ガス補充費用がかかってきますが、この相場はどれぐらいでしょうか。
そして補充にかかる費用などを少しでも節約したいと、自分でやりたいと思っている方もいらっしゃいます。
エアコンガス補充費用の相場や、補充を自分でしていいのか(できるのか)について実際のところを紹介させていただきます。
目次
エアコンガス補充は絶対に必要ではない
エアコンは取り外しをするときにガスを室外機に戻して集めるポンプダウン作業をします。
そのためガスは充填されている状態で移設されているはずです。
ですから絶対に補充が必要ということはないのです。
普通移設費は必要になってきますが、古いエアコンでないのであれば、ガスの補充費を請求された場合には、少し疑ってかかったほうがいいでしょう。
引っ越しに伴うエアコンのガス補充費用相場
エアコンガス補充費用はどうやって決まる?
引っ越しでエアコンガスを補充することになった場合、どうやって金額が決まるでしょうか。
これは補充するガスの種類や量がまず大きく関わってきます。
そして真空引きなど作業内容、業者さんの出張料金や技術料で変動します。
この説明がある業者さんを選んだほうがいいでしょう。
エアコンガス補充は相場でいくらぐらい?
エアコンの使用年数や性能にもよりますし、取り付け工事の際どのような状態か業者さんに見てもらうのが一番確実ですが、費用相場として10,000円から20,000円の間です。
多いのが15,000円ほどかかったという方で、これを平均として考えてください。
前述のとおりガスの種類や量で変わりますし、出張費がかかるので、この金額から前後します。
ガス補充を自分でしたい!できる?
業者さんの出張料や技術料がかかってしまうことで、これを節約したいと考える方はよくいますね。
では自分でやってみれば安くあがるのでは、と思われるかもしれません。
でもこれはおすすめできません。
エアコンを触ることそのものが、かなりの知識や経験を必要とするので、ガス補充も同様です。
またガス補充に関わる道具なんて持っていないですよね。
ガス漏れ箇所を特定するための検知器がまず必要になります。
そしてガス量の測定機器や電流計、細かい工具などいろいろ必要になります。
これを全部そろえた上で、安くはない冷媒ガスを買うことになります。
トータルでは決して安くはありません。
また技術的なことを考えても、ガスの取り扱いということで万一のことを考えれば、それを専門の仕事にしている業者さんに任せるべきでしょう。
まとめ
引っ越しでエアコンを取りつけるときに、何かの理由でガスが抜けてしまった場合、エアコンは効きが悪い、冷えないなどのトラブルが起きてしまいます。
そういったときに冷媒ガスの補充が必要になります。
また長年使っているエアコンは、それだけでも引越し取り付けにあたってガスを補充しなければならない場合があります。
ガスの量や種類の説明をしっかりしてくれる業者さんなら安心でしょう。
ご自身で補充することは、やはりおすすめできません。
故障箇所があったときにそれを特定するのもプロでなければ難しいでしょう。
専門知識を持っている方に任せたほうがむしろ安上がりになります。
複数の業者さんに見積もりを取った上で、納得されたところに任せてエアコンのガス補充をしてくださいね。