引っ越してエアコンを取りつけるときに、コンセントがない、形が違う、設置場所から届かないという問題が起きることがあります。
引っ越し先のコンセント有無や形が合っているかどうかを確認する必要があります。
もしない場合や違う場合などは、それぞれ工事が必要になりますが、気になるのは費用ですね。
ケースに応じて相場を知り、工事に取りかかってもらうことにしましょう!
目次
エアコン専用コンセントがない!でも普通のコンセントは不可
何故専用コンセントがあるのか?
エアコンの専用コンセントがない家に引っ越したケースになります。
100Vの電圧新居で、100Vのエアコンだから設置場所近くのコンセントでいいだろう、と考える方がいたら、それはやめましょう。
エアコンの使用電流は同じ100Vでも他の家電とは全く違うのです。
普通のコンセントを使っていいのなら、エアコン専用コンセントというものは存在しません。
他の家電と一緒に使っているとブレーカーを落としてしまいます。
家電の故障原因になること、最悪の場合発火することもあります。
そのためエアコンのために1つのブレーカーから電気を取る、専用コンセントがあるのです。
エアコン専用コンセントをつける工事費用は
エアコン専用コンセントは増設工事になります。
そしてエアコンのために使う専用コンセントなので、エアコン専用回路であることが必要になり、ほかのコンセントの電線とはつながらずに分電盤につながることが必要です。
専用回路の増設工事として、15,000円ほどが料金相場になります。
エアコン専用コンセントの形が違うために工事をする場合の費用
手持ちのエアコンのプラグと、コンセントの形状が違うということもよくあります。
カタログにプラグの表示マークがついていますが、引っ越し先のコンセントが全然違っていて差し込めないというケースです。
コンセント穴の形は、電流や電圧によって変わってきますが、100Vのエアコンは6畳から12畳で、200Vのエアコンが14畳以上となり、この区切りで形が異なります。
また100V、200Vの中でも形状は二種類に分かれています。
この場合コンセントの形状交換工事になります。
形状交換だけなら3,000円ほど、必要になる可能性がある電圧交換は業者により料金差がありますが、多くは5,000円までと安く済みます。
エアコンから専用コンセントに届かない!延長コードでいい?
専用コンセントはあるけれど、エアコンを設置した場所から遠くて届かないというとき、延長コードを使うことはやめてください。
エアコンの電流消費量は、他の家電と違います。
発火の危険があります。
引っ越し先で取りつけたエアコンの近くに、専用コンセントがない、専用コンセントの近くにはエアコンを取りつけなかったという場合には、増設してください。
エアコンには必ず専用コンセントへの直結が必要です。
取り付け位置に合わせて専用コンセントを作る依頼をして、見積もりを取ってください。
まとめ
エアコンには専用コンセントが必要です。
引っ越し先に専用コンセントがない場合は工事で取りつけて、形状が違う場合には交換してください。
距離が離れているときに、延長コードは使わないことが鉄則です。
料金は相場なので、必ず見積もりを取りましょう。
エアコンは大量の電流を消費するので発火の原因にならないよう、正しい工事をして引っ越し先で安全にエアコンを使うようにしてください。